イタヤラ(Epinephelus itajara)は、体長約2.4メートル、体重約360キロにもなる大西洋最大のハタ科の魚だ。1メートル以上あるサメをひとのみにすることもあり、その巨体が立てる音は、近くにいるダイバーが衝撃を感じるほどだ。(参考記事:「巨大魚イタヤラ、サメをひと飲みに」)

 しかし現在、米フロリダ州でこの巨大魚の禁漁を解除する提案がなされている。これが実現すれば、いかに大きな体といえども身を守ることはできない。

 2018年まで、大西洋の熱帯から亜熱帯に生息するイタヤラは、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで近絶滅種(Critically Endangered)に分類されていた。乱獲が主な原因だ。生息地が集中するフロリダ州では、1990年以来、イタヤラ漁が禁止されてきた。

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https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/21/080300388/?ST=m_news