若い世代で新型コロナウイルスの感染拡大が急速に進んでいることから、
福島市は、まだワクチン接種が始まっていない基礎疾患のない59歳から19歳のうち、
29歳以下の接種を今月末から他の年代に先行して行う方針を決めました。

福島市は、現在、▽65歳以上の高齢者のほか、▽64歳から60歳と、
▽59歳以下の基礎疾患がある人、それに▽18歳から16歳を対象にワクチン接種を進めていますが、
福島市内では今年6月以降、20代が10代や30代、40代と比べて1.5倍ほど感染者の割合が高くなっています。

このため福島市は、感染を抑えるには若い世代から先に接種を進める必要があるとして、
まだ対象となっていない年代のうち、29歳から19歳の接種を今月末から始める方針を決めました。

今後のワクチンの供給量が見通せないことから、30代から50代の接種はいつ始められるか分からないということです。

福島市の木幡市長は「感染抑制のためにはリスクの高いところから接種を進めるべきと考えた。
ほかの年代の方々にもご理解いただきたい」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20210810/6050015481.html