2021/08/09 21:17
 人事院が、発信力を高めるために「上級広報戦略官」ポストを新設した。国家公務員のなり手不足や相次ぐ離職に危機感を強めており、仕事のやりがいや意義などを広くPRしたい考えだ。

 戦略官は、国家公務員の業務に関する発信を担うほか、人事院総裁の記者会見の運営に携わる。初代の戦略官には、人事院で広報室長の経験がある野口孝宏上席国際専門官を起用した。

 霞が関では、過酷な長時間勤務などを嫌う若手の離職が増えている。学生の「国家公務員離れ」も進み、今年度の総合職試験の申込者数は過去最少だった。

https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210809-OYT1T50137/