名古屋市は11日、市内で15日に行われる東京パラリンピックの聖火行事への河村たかし市長の参加を見送ると発表した。河村市長が、東京五輪ソフトボール日本代表選手の金メダルをかじったことで批判や苦情が殺到しており、市は「混乱が起きかねないため」と説明。当面の間、ほかのイベントについても参加を見合わせる方向で調整している。

 河村市長は今月4日、優勝報告に訪れた後藤希友(みう)選手のメダルを唐突にかじった。アスリートらが批判の声を上げ、市民らからの苦情も殺到したことから直後に謝罪したが、市には11日夕までに8300件を超える苦情などが寄せられている。

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