名古屋市の河村たかし市長(72)が12日午後、名古屋市役所で会見。東京五輪ソフトボール日本代表・後藤希友投手(20)=トヨタ自動車=の金メダルを噛むなどした一連の問題について「ゴールドメダリストへのリスペクトに欠けとった」「行きすぎた発言がございまして、深く反省しております。大変申し訳ございませんでした」と謝罪した。

 後藤選手のメダルは、新しい金メダルに交換される。市内で15日にある東京パラリンピック聖火行事へ名古屋市の採火式と、県の集火式は欠席することも、この日決まった。

 今回の問題を受け、市側は河村市長の出席を取りやめるよう調整していたが、河村市長は、この日午前中まで「出たい」と粘っていた。会見で、イベントに出席すれば批判を招くという判断はできなかった?と聞かれると、「パラ五輪というのは別格な、大変価値の高い話ですので、そこはぜひ(出たい)…。『出てゃ〜(出たい)わねぇ』と言ったんですが、やっぱり自粛すべきだ、と。説得というか、話をされた」と話し、市側から説得され、出席を断念したことを明かした。

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