座喜味一幸宮古島市長と本永英治県立宮古病院長は13日、市役所で合同記者会見を開き、
新型コロナウイルス感染急拡大に歯止めがかからないことへの危機感を表明し、
20日からの旧盆の過ごし方で改めて感染防止対策の徹底を呼び掛けた。

座喜味市長は観光客に向け緊急事態宣言下での来島自粛を訴え、ワクチン接種を済ませた人へも引き続き感染予防の徹底を求めた。
本永院長はワクチン接種率が比較的低いとさる20〜30代の若者への積極的な接種を呼び掛けた。

市内では3日以降、11日連続で1日10人以上の新規陽性者が確認されており、
13日には1日で40人の新規感染が明らかとなり全国ワースト1位である沖縄県の平均を大幅に上回った。

座喜味市長は現在の観光客の来島状況で旧盆により人の交流が活発になると、
さらなる感染拡大は避けられないと強く危機感を表明。

会見では▽旧盆の帰省、親戚一同など大勢での会食を控える
▽ワクチン接種を済ませてもマスクを着用し密にならず換気を徹底▽若い世代へのワクチン接種の協力▽観光目的の来島自粛
▽症状に不安がある場合の病院訪問前の電話相談―の5つを強く求めた。

座喜味市長は「感染急拡大で不安を抱える市民や事業者も多いと思われる。
これ以上の拡大を防ぐために対策の徹底、ワクチン接種の協力を願う」と訴えた。

本永院長は感染が急拡大しているものの、ワクチン接種率85%を超えた65歳以上の高齢者にほぼ陽性者が出ていないことを例に
「効果は確実に出ている。ワクチンは免疫強化にも効果があり、今後新たな変異株が出た場合の備えにもなる。
若い人にもぜひ打ってもらいたい」と呼び掛けた。
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