8月初旬、山梨県内で2人の子を育てる30代のシングルマザーの女性の家に、米や麺類、チョコレートなどが送られてきた。

女性は事務のパートをしており、夏休み中は、障害児向けの施設に通う長女(7)のために毎日弁当とおやつを用意する必要がある。
1食350円で施設に昼食を用意してもらうこともできるが、節約のため手作りしてきた。
「夏休みは食費がかかるので助かった。明日も頑張ろうと思えた」と話す。


手取りは月10万円ほど。児童手当などは子どもが大きくなった時に渡そうと貯金しているため、生活費を除くとほぼ手元には残らない。
もし病気になったらと不安はあるが、保険に入る余裕はなく、テレビの画面に線が入っていても、まだ見られるため買い替えは控えてきた。
貯金を切り崩す月もあるが、「それでもゼロではないから」と支援を受けることにためらいがあった。役所に支援の申請に行くのも人目が気になり、足が向かなかった。

そんな時、同じシングルのママ友から「恥ずかしいことじゃないよ」と背中を押され、フードバンクに連絡した。
女性は、結婚する前に乾麺を寄付したことがある。「いつかまたゆとりができたら、今度は自分が恩返ししたい」と話す。


フードバンク山梨では、2015年から長期休暇を中心に、就学援助を受けている家庭に食料を送ってきた。
小学校の教諭から、夏休みにご飯が食べられない子を何とか支援してあげられないかと相談があったのがきっかけだ。
今年は「実はもう、明日食べるものがなくて……いつ届きますか」と複数の家庭から電話があった。
コロナ禍での失業や貸し付けの返済などで家計が深刻な状況にあるという。

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8/12(木) 11:00
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