大久保貴裕
2021/8/14 15:24

 前線の停滞で降り続く大雨を受け、広島県の湯崎英彦知事は14日午後1時半、緊急の記者会見を開いた。深刻な災害が起きる危険性が高いとし、自治体から指示のあった住民は、夕方までに急いで避難するように求めた。平成最悪の豪雨災害となった3年前の西日本豪雨と同様の被害が出る恐れがあるとして「今が(避難の)最後のチャンス」と訴えた。

 湯崎氏は、土砂崩落の危険度を示す「土壌雨量指数」が、県内の多くの観測点で西日本豪雨の発災直前と同レベルの数値を記録していると指摘。「どの地域で災害が起きてもおかしくない。可能性が極めて高くなっている」と述べた。

https://www.asahi.com/articles/ASP8G51VZP8GPITB00J.html