江戸川河川事務所

もし、利根川や江戸川で水害が起きると…

もし、利根川や江戸川で水害が起きると、首都圏約230万人が被害を受けます。
昭和22年(1947年)9月、カスリーン台風が関東地方に戦後最大の被害をもたらしました。
もし今、カスリーン台風規模の台風に襲われ、利根川堤防が決壊すれば、首都圏では甚大な被害が発生すると想定されます。

首都圏の平野部の土地は、大部分が大きな川の水位より低い位置にあります。
近年では、地下鉄網や情報ネットワークが発達し、コンピュータの制御機器や発電施設はオフィスビルの地下にあることが多いため、万一、堤防が決壊すると都市機能が麻痺すると想定されます。

昭和22年にカスリーン台風によって利根が氾濫し、旧河道に沿うように低平地を中心とする地域が襲われました。

広域地盤沈下により土地がさらに低くなりました。
その上、人口、資産が首都圏に集中し、カスリーン台風規模の台風で利根川堤防が決壊すれば、氾濫面積も広がり過去の実績を上回る被害が予想されます。


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