アフガニスタンの反政府勢力タリバンが首都カブールを制圧したことを受け、政府は16日、カブールにある日本大使館の館員退避に向けた作業を急いだ。アフガニスタンの在留邦人の安全確保を最優先に、退避を完了させるとみられる。

 大使館には12人の館員が残っており、外務省幹部は退避に関し、「オペレーション中だ」と記者団に説明した。大使館員とは別に、援助関係者ら国際機関に所属する邦人が現地にいるという。別の同省幹部は「退避を希望する人の段取りは付いた」と述べ、近く国外に移動するとの見通しを示した。

時事通信 2021年08月16日11時11分
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