二階氏ら自公幹部が5人で昼食 公明「会食ではない、黙食」
8/17(火) 16:04配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0a92e4d07d8d1bde4cf14ae841f03ff279bf6b8

 自民党の二階俊博、公明党の石井啓一両幹事長ら自公両党の幹部5人は17日、東京都内のホテルで昼食を共にし、食後に新型コロナウイルス対策などに関して意見交換した。新型コロナ感染が急拡大する中、政府は国民に対し、家族同士または4人以下での会食を求めている。参加した公明党の高木陽介国会対策委員長は、「会食ではない。打ち合わせの前にそれぞれ昼食を『黙食』でとったということだ」と記者団に説明した。

 昼食会が行われたのはホテル内の日本料理店の個室で「換気の良い広い所でスペースを取って『黙食』をした。その後、マスクをつけて意見交換した」(高木氏)という。自民党の森山裕国会対策委員長、林幹雄幹事長代理も参加した。高木氏によると、参加者全員がワクチンを2回接種済みだという。

 ただ国内では、ワクチンを2回接種した後に陽性となる「ブレークスルー感染」が相次ぎ、死者も出ている。また、会食によって感染が広がった事例は民間企業や行政機関などで続発。1人で食事をとる「個食」を社員らに求める動きも広がっている。自民の森山氏は、昼食会で「食べながらしゃべることは全くなかった」としたうえで、政府の要請については「そういうこともよく理解しながらやっているつもりだ」と述べた。

 国会議員の会食を巡っては、2020年12月にも菅義偉首相や二階氏ら8人程度が東京・銀座での「ステーキ会食」に参加して批判を招き、菅氏が「大いに反省している」と釈明していた。【木下訓明】