朝日新聞は5月26日の社説で、東京五輪・パラリンピックを、中止することを強く要求した。その理由は、新型コロナウイルスの感染拡大で「市民の生命」や「日々のくらし」が脅かされるというものであった。

この中止要請は、他に大量の記事でも行われ、それは投書や世論調査、ネット署名など、あらゆる手段に及んだ。5月15日に朝日別刷beに掲載された調査では、「開催賛成19に対し、反対81」という、圧倒的な数字を紹介している。

ところで、日本で開催される大規模なスポーツイベントといえば、全国高校野球選手権大会が、すぐに思い浮かぶ。その主催は言うまでもなく、朝日新聞社と日本高校野球連盟である。

コロナの影響をこれだけ心配するのだから、今年も昨年のように中止するのかと思ったら、そうではなかった。6月2日の臨時運営委員会で、「甲子園練習中止」や「地方大会用ガイドライン」が示され、その後、全国で地方予選が続々と行われるようになった。

東京五輪は7月8日、会場の大半で「無観客」開催が決定した。神奈川県は無観客地域となったため、横浜スタジアムで行われた野球やソフトボール、横浜国際総合競技場でのサッカーなど、人気スポーツが無観客となってしまった。特にソフトボールと野球は金メダルを獲得したのに、無観客状態では誠にかわいそうだった。

一方、全国高校野球選手権神奈川大会は、この間も堂々と行われていった。観戦ガイドラインによると、入場制限は横浜スタジアム5000人、その他の球場2000人(または収容人数の50%以内)の観客を認めていたらしい。

ただし問題がなかったわけではない。7月24日、準々決勝まで予選を勝ち進んでいた、選抜優勝校の東海大相模が突然辞退した。クラスターが発生して登録選手17人が陽性判定を受けたからである。このことは、24日夕刊で報じられ、翌25日のスポーツ面、社会面でも報じられたが、扱いは極めて地味であった。また城郷と藤沢工科も、コロナで不戦敗となっていた。

これは神奈川県の場合であるが、同様の例は他県でもあったらしい。

同25日スポーツ面の記事には、「これまでにも一昨年の第101回全国選手権で準優勝した星稜(石川)のほか、福井商、中越(新潟)などが辞退している」とある。朝日新聞は全国で強行された3600校以上が参加した地方予選において、どのくらいの感染者を出したのか、正確に発表する責任がある。

阪神甲子園球場で8月9日から開催された全国高校野球選手権大会については、7月22日の紙面で開催要綱などを大きく報じている。チケットは一般発売しないというが、生徒や保護者らは当該試合に限り2000人をめどに入場を可能とするという。コロナの感染状況は悪化している。あれだけ東京五輪を批判したのだから、無観客にすべきではないのか。

http://www.zakzak.co.jp/soc/news/210818/dom2108180001-n1.html
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/210818/dom2108180001-n2.html

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