08月18日 12時13分

栃木と群馬、それに埼玉の3つの県の境にあったしんちゅう製のプレートが無くなっていることがわかり、警察は盗まれた疑いがあるとして捜査を始めました。

無くなっていることがわかったのは、栃木県栃木市と、群馬県板倉町、それに埼玉県加須市の境に設置されていた直径8センチほどの円形をしたしんちゅう製のプレートです。
コンクリート製の柱の先に取り付けられていたこのプレートは、3つの市と町が平成28年に共同で設置したもので、3つの県の境界を示す線などが書かれていました。
栃木市や警察によりますと、17日、市役所の職員が、週に1回行っている見回りの際にプレートがないことに気付いたということで、市から被害届けを受けた警察が盗まれた疑いがあるとして捜査を始めました。
プレートがあった場所は全国でも珍しい平地にある3県境として、観光スポットになっていましたが、市によりますと去年6月にも記念撮影用のカメラを置く台が壊れていたということです。
この場所を管理している栃木市渡良瀬遊水地課の青木聡さんは「たくさんの人が訪れる所なのでこうしたことが起き、驚きと憤りを感じています。心無い盗難であれば、非常に悲しいことで、返して欲しいです」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20210818/1090010398.html