新型コロナウイルスの感染者が急増する中、埼玉県川口市の病院では、
発熱外来を訪れる患者が急増し、救急患者の受け入れを断らざるを得ないケースが出ています。

川口市の埼玉協同病院は、内科や外科、小児科などの診療科がある399床の中規模病院で、
年間4000件の救急搬送を受け入れています。

去年4月には発熱外来を設け、発熱やせきなどの症状がある患者をプレハブの診察室で受け入れていますが、
病院によりますと、これまで多いときでも1日平均で4、5人だった発熱外来を訪れる患者の数が先週くらいから急増し、
最近では1日平均60人ほどの状態が続いているということです。

発熱外来を訪れた患者の待合室もスペースが足りなくなり、今月11日からは1階の食堂を閉鎖して仮の待合室にしています。

発熱外来を訪れる患者のうち、およそ半数は新型コロナウイルスの感染が確認されるということです。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210820/1000069152.html