菅義偉首相は20日、17日にあった記者会見について、「記者団の質問に正面から答えなかった場面が散見される」とする朝日新聞の指摘に、「私なりの言葉で、すでにそれぞれお答えしている」と書面で答えた。

会見で指名されなかった菅義偉首相は20日、17日にあった記者会見について、「記者団の質問に正面から答えなかった場面が散見される」とする朝日新聞の指摘に、「私なりの言葉で、すでにそれぞれお答えしている」と書面で答えた。会見で指名されなかった朝日新聞の書面による質問に回答した。

 17日の会見は、緊急事態宣言を13都府県に拡大することなどを決めた際に行われた。会見では、幹事社が「先月の総理会見で『今回の宣言が最後になる覚悟で』と述べたにもかかわらず、緊急事態宣言が拡大、延長となった責任をどう感じているか」「宣言の間は解散しないことでいいか」などと質問した。

 首相は、責任については「国民の生命と安全を守り抜く覚悟のもとに、効果のある対策をやり抜く」、解散については「選択肢がだんだん少なくなってきている。その中で行っていかなければならない」などとし、いずれも正面から答えなかった。

 また、中国新聞の「会見などで原稿の棒読みが指摘されている。政治のメッセージを国民にどう伝えるか」との問いには、伝え方の改善には言及せず、「必要な情報というものを適時的確に、丁寧に、わかりやすく、発信することが大事だ」と述べるにとどめていた。

 これらの答弁について、朝日新聞は書面で「回答が得られないと、質問の機会が損なわれるので、質問に答えて欲しい」と質問。だが、首相はいずれの質問にも答えず、「いただいた質問に対しては、真摯(しんし)に受け止め、誠実に対応している」「回答の内容は官邸のホームページを確認してほしい」と応じた。(笹山大志)の書面による質問に回答した。

 17日の会見は、緊急事態宣言を13都府県に拡大することなどを決めた際に行われた。会見では、幹事社が「先月の総理会見で『今回の宣言が最後になる覚悟で』と述べたにもかかわらず、緊急事態宣言が拡大、延長となった責任をどう感じているか」「宣言の間は解散しないことでいいか」などと質問した。

 首相は、責任については「国民の生命と安全を守り抜く覚悟のもとに、効果のある対策をやり抜く」、解散については「選択肢がだんだん少なくなってきている。その中で行っていかなければならない」などとし、いずれも正面から答えなかった。

 また、中国新聞の「会見などで原稿の棒読みが指摘されている。政治のメッセージを国民にどう伝えるか」との問いには、伝え方の改善には言及せず、「必要な情報というものを適時的確に、丁寧に、わかりやすく、発信することが大事だ」と述べるにとどめていた。

 これらの答弁について、朝日新聞は書面で「回答が得られないと、質問の機会が損なわれるので、質問に答えて欲しい」と質問。だが、首相はいずれの質問にも答えず、「いただいた質問に対しては、真摯(しんし)に受け止め、誠実に対応している」「回答の内容は官邸のホームページを確認してほしい」と応じた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4b04cb49fcfae0d2bc7537b8f42cb76f1ad786ff