8/24(火) 20:14配信 ABEMA TIMES
https://news.yahoo.co.jp/articles/e28cb1cd55f9f62213b5c50b94f921c83fe24912
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「どけよ!」「おい! 殺すぞ てめぇ!」

 今月5日の午後11時ごろ、江ノ島電鉄の線路で怒号が飛び交った。一般の通行人に罵声を浴びせたのは、鉄道撮影を愛好する“撮り鉄”の面々。撮影しようとした電車を遮るように現れた男性に対して怒り心頭の一部始終がネットで公開されると、大きな波紋を呼んだ。

 罵声を浴びせられたのは、近所に住む外国人男性。妨害の意図はなく、あくまで偶然通りかかった結果、この騒動に巻き込まれてしまった。

 当時、現場で撮影していた20代男性によると、集まっていたのは同年代または中学、高校生くらいの若者。この男性は罵声を浴びせる彼らに向かって「そういう風潮はもうやめておこう」と注意を促し、仲裁に入ったという。

 今回の件を受け、地元の鉄道ファンの男性は「ルールを守って写真を撮っている人というのは、いっぱいこの沿線にいる。撮り鉄は悪い奴だとか、とんでもない奴だとか、そういうイメージがついてしまう」と話し、撮り鉄のイメージ悪化に対する懸念を口にした。

 この映像がツイッターに公開されると「#江ノ電自転車ニキ」など反響を呼び、コラージュ写真を用いた大喜利状態に発展。さらにこの男性が営業する飲食店に行列ができるなど、様々な反響を呼んだ。

 一連の反響を受け、小、中、高と江ノ電付近の学校に通っていたと話すフリーアナウンサーの大島由香里氏は「江ノ電が道の真ん中や住宅街すれすれ、木の葉っぱが車体に触れるくらい狭いところに入って行くなど江ノ電ならではの趣があるので、撮りたくなる気持ちはわかる」と理解を示しつつも「地元住民の方々と江ノ電の関係性があるからこそ、それができていた。ルールを守らない撮り鉄はダメ」と私見を述べた。(ABEMA『ABEMA的ニュースショー』)