エイズウイルス(HIV)発見の功績により2008年にノーベル生理学・医学賞を受賞したリュック・モンタニエ博士は、新型コロナウイルスワクチンについて批判的な立場だ。今年5月には、「ワクチン接種によって変異種が生まれている」と発言し、世界に衝撃が走ったが、今度は「子どもたちにワクチンを接種させることは犯罪」と辛辣な言葉で再び新型コロナワクチンを批判した。

 「La voce Delle Voci」(8月17日付)によると、モンタニエ博士は新型コロナワクチンを「本当の毒になりうる分子生物学的化合物の混合物」だと指摘し、「まだ知られていない長期的な影響を受ける可能性がある」ワクチンを子供たちに接種するのは犯罪だと話したという。

 博士によると、「ワクチンが唯一の解決策であり、しかも義務であるというのは事実に反している」ことであり、「医師の義務は、感染症の初期に投与すれば回復につながる有効な薬剤があることを知ること」だという。具体的には、抗生物質のアジスロマイシンを推奨しており、これを服用すればコロナとの戦いに勝つことができると主張している。ただ、新型コロナウイルス感染症への同薬の有効性はまだ確立されていない。

 また、パンデミックそのものの不自然さにも言及し、「この瞬間にパンデミックが発生したのは偶然ではありません。製薬会社、医師、科学者、そしてこのプログラムの適用を決定した政府も巻き込んで、マーケティング活動の調整に長い時間を費やしてきた」と述べた。

 さらに、コロナ陰謀論として最も嘲笑されがちな5Gとの関係もモンタニエ博士は大真面目に語っている。

「環境汚染だけでなく、5Gの新技術による電磁波も原因となっています。ファイザー社のワクチンには、酸化グラフェンという物質が含まれていて、他の成分の磁気特性を変化させることができるという研究結果があります。パンデミックが始まる前に、武漢でアンテナの設置を始めたのは偶然ではないかもしれませんね」(モンタニエ博士)

 今後もモンタニエ博士の発言からますます目が離せなくなりそうだ。

https://tocana.jp/2021/08/post_219186_entry.html