東京都は8月30日10時から、都が行う新型コロナワクチンの大規模接種における接種対象者を拡大すると発表した。
同時刻からインターネットで予約の受付を開始する。

これまでは職域で接種対象者を絞っていたが、都内在住・在勤・在学の16歳から39歳までを対象にする。

会場は都庁南展望室ワクチン接種センター、都庁北展望室ワクチン接種センター、
乃木坂ワクチン接種会場の3カ所。モデルナ社製のワクチンを取り扱う。

都は8月27日から東京・渋谷で若者(16歳から39歳まで)向けにワクチン接種センターを開設したが、
1日の接種可能規模が300人(先着)だったこともあり、早朝から多くの人が並び混乱を招く事態となった。

28日からは9時〜10時30分の間に抽選券を配布する仕組みに変更。11時30分ごろに抽選結果をLINEやTwitterで知らせるようにした。

しかし、仕組みを変更しても渋谷には行列ができ、結果的に人流を増やしている。
これについては今回、都の大規模接種会場の対象者が拡大したことで事態は緩和されるかもしれない。
ただ、今後、ほかの自治体などで予約不要のワクチン接種を実施する場合は注意する必要があるだろう。
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