置賜地方の警察署に勤務していた男性警部が今年3月、運転免許を失効中に車を運転し、一時、行方が分からなくなっていたことが31日、関係者への取材で分かった。また同じ署に勤務していた警察官数人はこの警部の別の交通違反を適切に処理していなかったという。県警は近く、警部を道交法違反(無免許運転)の疑いで、数人を犯人隠避の疑いでそれぞれ書類送検し、処分するとみられる。

 関係者によると、警部は3月に運転免許の失効が発覚した後、連絡が取れなくなった。無断欠勤が続き、後に県外で発見された。人事異動の時期と重なり、別の警察署での勤務が内示されていたが着任できず、本部警務部付となった。失踪の背景には借金などの金銭トラブルもあったとみられる。

 一方、警部の調査を進める中で、警部が別の交通違反をし、警察官数人も違反を確認しながら反則切符を交付していなかったことも分

山形新聞 2021/9/1 08:52
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