根室沖に南国のクロウミガメ 海水温の上昇が影響か

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/sapporo/20210905/7000037948.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

ガラパゴス諸島など暖かい海に生息する「クロウミガメ」が根室市の沖合で見つかりました。
北海道で見つかるのは珍しく海水温の上昇の影響もあるとみられます。

このカメは先月7日、根室市花咲港の沖合で定置網にかかっているのを漁業者が見つけ市の博物館に届けました。
甲羅の長さが48センチ、重さが19キロで、発見されたときには死んでいて博物館で冷凍保存されています。

市が研究機関に問い合わせたところ腹部が黒っぽい特徴などから「クロウミガメ」と確認されました。
「クロウミガメ」はガラパゴス諸島やメキシコなど主に東太平洋沿岸に生息するカメで
北海道沿岸では過去に数例しか見つかっていないということです。

8月上旬の根室沖の海水温は平年より5度近く高いおよそ20度でした。
クロウミガメを飼育する沖縄美ら海水族館によりますとウミガメの生息に適した水温は
20度以上だということで海水温の上昇の影響もあるとみられます。

専門家が解剖して生態を調べその後は剥製にして展示することも検討しています。
「根室市歴史と自然の資料館」の外山雅大学芸員は「剥製を子どもたちに見てもらい
海の生き物のおもしろさを感じてほしい」と話していました。

09/05 12:28