海上自衛隊の護衛艦「ふゆづき」が5日、中東海域で情報収集するため、乗員約220人を乗せて舞鶴基地(京都府舞鶴市)を出港した。

2019年末に閣議決定された中東派遣は日本関係船舶の安全を確保するため、オマーン湾、アデン湾など中東海域の航行船舶を上空と海上から監視する。
水上部隊の派遣は20年2月に始まり、現在は佐世保基地の「あきづき」が5次隊として活動中。舞鶴からの派遣は初めて。

北吸岸壁での出国式典は新型コロナウイルス感染防止のため家族の参加をやめ、関係者と来賓約110人が参列。
部隊を指揮する第3護衛隊の浜崎真吾司令が「皆様の激励を胸に部隊一丸となって職務に精励し、任務を完遂します。行ってまいります」と大西宏幸・防衛政務官に出国を報告した。

乗員は出港後にPCR検査を受け、周辺海域で約2週間訓練。
発症者がないことを確かめて中東へ向かい、「あきづき」と交代する。
情報収集目的の派遣は昨年末に1年延長を閣議決定しており、当面の活動は12月26日まで。

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2021年9月6日 10時00分
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