朝日新聞 9/10(金) 10:52

 大阪府は9日の新型コロナウイルスの対策本部会議で、府が設けた後遺症の相談窓口にあった相談計208件の症状別の内訳を公表した。30%が倦怠(けんたい)感を伝えたほか、25%が嗅覚(きゅうかく)障害、21%が味覚障害、19%が脱毛の症状を訴えたという。

 府は7月8日から「新型コロナ受診相談センター」で、電話による後遺症の相談を受け付けている。内容に応じて、常駐する看護師によるアドバイスや、医療機関の案内をしてきた。

 7月に受け付けた282件のうち、具体的な症状について相談があった208件を分析。相談者が訴えた症状別では、倦怠感63件、嗅覚障害53件、味覚障害44件、脱毛40件、呼吸苦31件と続いた(複数回答あり)。うつ・気分の落ち込み、せき、不眠、集中力・記憶力低下といった訴えもあった。

 年代別では40代が51件、50代が42件と多かった。一方、30代以下でも計48件の相談があった。

 8月も344件(27日時点)の相談があり、内容の分析を続けていく。大阪府の藤井睦子健康医療部長は会議後、報道陣に「若い方でも後遺症に悩む人が非常に多い。ニーズがあるので続けたい」と語った。

 電話相談は24時間受け付けている。
 (※番号はリンク先で)

朝日新聞社
https://news.yahoo.co.jp/articles/39fa933b9aa04ca629e3e43db0d71fe198083aaf
大阪府の新型コロナ受診相談センターへの後遺症の症状別相談件数
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