「私のようになりたくなければ、今すぐワクチンを打って!」
新型コロナウイルスに感染した米国人女性が病床から、動画共有サイト「ティックトック」にそう訴える動画を投稿。
その9日後に死亡して衝撃が広がっている。

この女性は「atasteofalex」のユーザー名でティックトックに動画を投稿していたカリフォルニア州オレンジ郡に住む
アレクサンドラ・ブランケンビラーさん(31)。

アレクサンドラさんは今年8月に新型コロナに感染。8月13日に同州サンタアナにあるオレンジ郡医療センターに入院した。

アレクサンドラさん8月15日までに病床から4本の動画をティックトックに投稿。
いずれも病院の過酷な状況と、ワクチン接種の重要性を訴える内容だ。

最後の動画で、酸素吸入器を着けて苦しそうなアレクサンドラさんは、こう訴えている。

「話をする力があまりないので、手短にしたいと思います。私はワクチンを接種していませんでした。
反対派だったんじゃありません。もう少し詳しく知りたいと思って調べていたんです。怖かったし、家族全員で接種しようと思っていました」

アレクサンドラさんは母親と、2人の姉妹と4人で住んでいる。
ワクチンの予約をしたが、接種日を前にして全員がウイルスに感染。アレクサンドラさん1人が重症化した。

アレクサンドラさんはこう続ける。
「でも、それは間違いだったと確信しています。躊躇すべきじゃなかった」

「もし7割くらいワクチンを打ちたいという気持ちがあるなら、すぐ打ちなさい。躊躇したらダメ、すぐに打って。
そうすれば、たぶん私のように病院送りにならずに済むだろうから。OK?」

そして、この投稿のコメント欄の最初に、アレクサンドラさんが8月24日に亡くなったことが記されている。

最後の投稿は強力なメッセージとなって急拡散。
日本時間で9月10日現在、5万1000以上の「いいね」が付き、5000以上のコメントが殺到している。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/294565