https://www.chunichi.co.jp/article/328000?rct=aichi

タクシー会社の鯱(しゃち)第一交通(名古屋市北区)は今月、新型コロナウイルスの
ワクチン接種が済んだドライバーが運転していることを示すステッカーを車両に貼り、
乗客に感染対策をPRする取り組みを始めた。
 
同社の営業エリアは名古屋市と近郊、東海市や知多市など。ドライバー約百五十人のうち、
コロナワクチンの二回接種を済ませた人は、百四十人と九割を超える。職場接種や個別接種などで
積極的に接種を進めており、接種を希望しない数人を除き、十月中旬までに希望者全員が
二回目の接種を終える予定だ。
 
「新型コロナワクチン接種済運転者」と記したステッカーは、ジャンボタクシーを除く車両百八十五台のうち、
約七割の窓に貼られている。コロナワクチンの二回接種が完了している運転手だけが乗車しており、
乗客からは「安心できる」と好評という。
 
コロナ禍で業界の苦境は続いている。八月末に県内に緊急事態宣言が出され、
同社の売上高は、コロナ禍前の一昨年に比べてほぼ半減しているという。


ワクチン接種済みドライバーが運転していることを示すステッカーが貼られた車両=名古屋市北区中切町で
https://static.chunichi.co.jp/image/article/size1/7/2/4/5/7245ec19e1261b3172ad1e228d9aca8f_1.jpg