政治・行政 | 神奈川新聞 | 2021年9月11日(土) 07:00

 横浜市会第3回定例会が10日に開会し4会派の市議が登壇、8月の市長選で初当選した山中竹春市長の政治姿勢をただした。
本会議で市長は、全ての市立中学校で生徒全員が同じ給食を食べる「完全給食」の実施を目指す考えを表明。新型コロナウイルス感染症対策にも最優先で取り組む考えを明らかにした。市長選で掲げた公約を巡り、山中市政の真価を問う論戦が幕開けした。

 市長は立憲・国民フォーラムの藤居芳明氏の質問で、中学校での「全員喫食」に言及。導入時期は明言しなかったものの、選択制の配達弁当「ハマ弁」を給食化した現行方式から切り替える意向を示した。
学校施設の建て替えなどに際し、校内で調理する「自校方式」や近隣校で調理して運ぶ「親子方式」を含めてさまざまな給食提供の手法を検討し、「市にとって最適な実施方法を導入したい」と語った。

 実現には財源や用地の確保など多くの課題があるが、鯉渕信也教育長は「課題の整理や実施スケジュールなどの検討を進めていく」と述べるにとどめた。

https://www.kanaloco.jp/news/government/article-675211.html