新型コロナウイルス感染が兵庫県内で初めて確認され、1年半が過ぎた。感染拡大の波は5度押し寄せ、県内で7万人を超す感染者と、
1300人を超す死者が出ている。不安、混乱、逼迫、崩壊…。この「五つの波」に挑むキーマンに課題と展望を聞いた。

−感染「第5波」が続いている。

「新規感染者数はこれまでの波の中で圧倒的に多い。変異株の影響だ。ワクチンの効果は絶大だが、感染者の分母が大きくなるにつれ、重症者が蓄積してきている。
重症化している人は、多くがワクチンを打っていない50代、60代。高齢者が多かった4波に比べ、患者が若くなっているため体力があり、病床の回転は速い。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202109/0014672717.shtml