富士フイルム、4K/8Kの長期保管も想定した45TBの磁気テープ
野澤佳悟2021年9月8日 19:00

富士フイルムは、従来比1.5倍の最大記録容量45TBを実現し、大容量データのバックアップやアーカイブに使える磁気テープストレージメディアの規格「LTO Ultrium」の第9世代に対応した「FUJIFILM LTO Ultrium9 データカートリッジ(LTO9)」4種を発売した。価格は各オープンプライス。
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1349609.html

富士フイルム独自の「NANOCUBIC技術」により、微粒子化したバリウムフェライト磁性体(BaFe磁性体)を均一に分散し、テープ表面のうねりや厚みムラのない平滑な薄層磁性層を塗布している。また、12.65mmのテープ幅において8,960本のデータトラックに記録するなど記録密度を向上させることで、LTO8の1.5倍となる最大記録容量45TB(非圧縮時18TB)を実現した。