埼玉県川越市は15日、新型コロナウイルスのワクチンを接種する市内の医療機関で、米ファイザー製ワクチン1本から異物が見つかったと発表した。ロット番号は、堺市や相模原市などで異物が見つかった製品と同じ「FF5357」だった。ファイザー社に分析を依頼している。

 市によると、12日昼ごろ、ワクチンを希釈して注射器に移そうとした薬剤師が、瓶の中に白い浮遊物を見つけ、使用を中止した。他の同じロット番号のものは、異物がないのを確認した上で使用を続けた。

 市には、同じロット番号の22箱が8月24日に納品され、2カ所の集団接種会場と約100の医療機関で使われている。

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