浸水した大町町 ボランティアが夕食の炊き出し

http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20210917/5080009980.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

8月の記録的な大雨で広い範囲が浸水した大町町でボランティアたちが炊き出しを行い、
被災した人たちに夕食向けの弁当を配っています。

大町町では8月の記録的な大雨で多くの住宅が浸水し、被災から1か月以上たったいまも
避難所に身を寄せている人や自宅の台所で食事を作れない人がいます。

こうした人たちを支援しようと、福島県南相馬市を拠点にするNP0法人「B0ND&JUSTICE」が
炊き出しを行っていて、県内から集まったボランティアが公民館の調理室を利用し、
夕食向けの弁当を毎日100食ほど作っています。

15日のメニューは、きんぴらごぼうやポテトサラダ、なめこのみそ汁など6品でした。
夕方5時ごろ、ボランティアたちが完成した弁当を車に載せて支援物資などが提供される
町の施設に運び込むと、被災した人たちが次々と訪れて温かい弁当を受け取っていました。

弁当を受け取った高齢の女性は「大雨の時は逃げるのがやっとで冷蔵庫も壊れお風呂も入れなかった。
いまは腰を痛めて料理をするのも大変なので、弁当を配っていただきとてもありがたい」
と話していました。

炊き出しを主催しているNPO法人は、東日本大震災のあと各地で災害時に支援活動を行っていて、
大土雅宏代表理事は、「コロナ禍で被災者との接触を最小限にしながらの炊き出しなので、
生活再建への願いをこめながら弁当を作っています」と話していました。

炊き出しは9月20日までと、9月28日から10月7日まで行われる予定です。

09/17 13:13