<コロナ1週間・9月11〜17日>

新型コロナウイルスの新規感染者数は減少傾向だが、いまだに今春の「第4波」よりも多い。
厚生労働省はワクチンの3回目接種の年内実施も視野に、対象者の議論を進める。

◆感染状況
政府分科会の尾身茂会長は16日、第5波の「ピークは一応越えた」と語った。1週間(11〜17日)の新規感染者数の1日平均は、
東京が946人。東京、神奈川、埼玉は前週より4割ほど、千葉は5割以上減ったが、4都県とも第4波のピーク(5月)をまだ上回っている。

重症者も減少しているが医療体制は「厳しい局面が続いている」(厚生労働省に助言する専門家組織)。
病床使用率は17日現在、埼玉は約54%、神奈川は約50%で、感染指標「ステージ4(感染爆発)」基準の50%以上。東京は約44%、千葉は約49%に下がった。

専門家組織の推計では、ワクチン未接種者は接種者より夜間外出を控えている。
だが、都の感染者約11700人へのアンケートによると、約16%が「飲酒を伴う懇親会などに参加」、
約24%が「同居者以外とマスクなしで会話」という感染リスクの高い行動をしていた。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/131780

https://static.tokyo-np.co.jp/image/article/size1/b/6/6/3/b66301c7f8ddb762aed3428c48a9aa7e_1.jpg