※ 「週刊文春」編集部10時間前

 テレビ朝日(本社・東京都港区)の複数のスポーツ局局員が、自社で製作した東京五輪関係者用のピンバッジを社内から持ち出してネット上で転売し、多額の利益を得ていたことが「週刊文春」の取材で分かった。

 ネット上で様々なものを個人が売買できるフリマアプリ「メルカリ」上で〈ドラえもん 東京2020 非売品 メディアピン〉と記された五輪ドラえもんピンバッジが、ひとつ2万円から3万円で販売されていた。非売品だけに、テレビ朝日内部で波紋を呼んでいたという。テレ朝関係者が苦渋の表情でこう明かす。

「お恥ずかしい話なのですが、これを転売して小遣い稼ぎをしているのは、うちのスポーツ局局員のようなんです。一部の社員の失態でスポーツ局全体の信用が落ちるのは本当に許せないのですが……」(テレビ朝日関係者)

「このピンバッジはテレ朝スポーツ局の経費で製作され、限定3000個の非売品。海外メディアや選手に配布するために作られたものです。日本のアニメは世界的に人気がありますが、その代表格であるドラえもんがあしらってあるため、関係者の間でも評判の品。でも、スポーツ局の人間なら、関係者に渡すふりをして持ち出せる」(同前)

 内部で“転売ヤー”の存在が噂になり、犯人としてA氏とB氏の名前が浮上した。

「A氏はフィギュアスケートを担当する中堅のプロデューサー。A氏と仲良しの後輩・B氏は体操を担当するチーフディレクターです。2人とも五輪においてはNHKと民放各局で構成するジャパンコンソーシアム(JC)に派遣され、国際映像の制作に携わっていた」(スポーツ局関係者)

メルカリで売られていた
 ドラえもん以外にも、JCのバッジや他局のバッジも出品されていた。両者の今までの販売額を合わせると、判明分だけで約30万円に上る。

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