今回の総裁選は、国会議員票382票と党員票382票の計764票で争われる。
党員票は全国の党員・党友計110万4336人(16日現在)による投票結果を党本部で全国集計し、ドント方式で各候補に配分される。

 毎日新聞は告示日の17日から22日にかけて自民各都道府県連の幹部や関係者に取材し、党員・党友の投票動向を分析した。

 その結果、河野氏は地元・神奈川や東京など都市圏のほか、河野氏を支援する石破茂元幹事長の地元・鳥取など31都道府県で優勢の情勢と見込まれる。

 岸田氏は地元・広島に加え、岸田派議員や岸田氏の推薦人の地元の茨城や山梨、静岡など8県で優位な状況だ。
高市氏は地元・奈良のほか、福井や滋賀などで善戦している。野田氏は地元・岐阜で得票が見込まれるが、ほかの地域でどう浸透を図れるかが課題だ。

 毎日新聞が19日までに実施した国会議員票の動向調査では、岸田氏が3割強、河野氏が2割台半ば、高市氏が約2割、野田氏が1割未満の支持を集めている。

 これに今回の党員票の動向も加味して分析すると、現段階では29日の1回目の投票では、1位河野氏、2位岸田氏、3位高市氏、4位野田氏
――となる可能性がある。ただ、仮に河野氏がトップになっても過半数の得票に達するのは難しい状況だ。


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https://news.yahoo.co.jp/articles/229652b6d4602a057c41a5285c36a47752f41cc9