東京都の小池百合子知事は24日の定例会見に出席し、ワクチン証明などの行動制限緩和策について、「東京は図体が大きいので、さまざまなケースを見ながら考えたい」と慎重な考えを示した。

 行動制限緩和のための政府が行う実証実験について、先週の会見では「様子を見たい」と話していた小池知事。この日は慎重な姿勢を示した。同日午前に西村経済再生担当相が会見で「13の都道府県から参加の意思表明があった」とする報告に関して、小池氏は「私自身は(その報告を)存じあげません。手を挙げているとは聞いておりません。そのような報告は上がってきておりません」と述べるにとどめた。

 この日の会見では、12歳以上のワクチン接種状況(21日時点)が、1回目接種者が71・1%、2回目接種者が59・2%となったことを発表。更なる接種者拡大を図り、都が行う大規模接種会場の対象者を新たに12歳〜15歳に拡大すると報告した。対象となる会場は都庁北、南それぞれの展望室、立川北ワクチン接種センターの3箇所で、予約は24日の16時30分から開始する予定。小池知事は「15歳の受験生のみなさんには、既にご案内をしている。是非ワクチンを打っていただきたい」と呼びかけた。

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