東京都は24日に開かれた新型コロナウイルスのモニタリング会議で、7月23日に行われた東京五輪の開会式の最中に、23区内の水道の配水量が減っていたことを明らかにした。

大会期間中は都内の鉄道の利用者も減少したといい、小池知事は「多くの方が自宅観戦していたことがデータから読み取れる」として、五輪が「ステイホーム」に寄与したとの考えを示した。


都によると、区部では開会式が始まる直前の配水量は通常より多かったが、午後8時に式が始まると減少に転じ、最大で平均よりも1割ほど減った。

開会式が終了すると配水量が短時間で急激に増加し、都水道局は「終了と同時にトイレなどで水を利用する人が相次いだ」とみている。同様の傾向はサッカーなど注目競技の日にも確認された。


東京五輪・パラリンピックの大会期間中は、東京駅や新宿駅など主要各駅の利用者が大会前から1〜2割程度減少。
新宿や渋谷など都内16地区の人出も平日の日中で11%、休日の日中で9%減少していたことが判明したという。

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2021/09/25 11:15
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