2021/9/26 11:41 (JST)
9/27 08:14 (JST)updated
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日本の道路は、「明治通り」など「○○通り」といった“通り名”で呼ばれることがある。そしていま、広島県に変わった名前の通りがあると話題になっている。


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__嘘かと思ってたが……
まさか噂通りだったなんて……__
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きっかけは、Twitterユーザーのgai@スバ友(@gai_JRS)さんが投稿した1枚の写真。街中に標識らしきものが立っていて、そこには「噂通り」の文字が書いてある。

そう、この通りの名前が「噂通り」だというのだ。しかし普通は、「噂通り」と聞けば、「噂に違わず」や「聞いた通り」ということを思い浮かべるのではないだろうか。

この投稿は8万6000以上(9月24日時点)のいいねを集めるなど注目を集め、人々からは「面白い」「ほんまなん?」などの不思議な反応が相次いだ。

gai@スバ友さんに詳しく聞いたところ、写真は広島県広島市安佐北区にある、JR可部駅東口の近くで撮影したもの。仕事で神奈川県から訪れ、ホテルに宿泊した翌朝に偶然見つけたという。

誰が何の目的で名付けたか気になるが、そもそも、通り名はどのように決まるのだろう。まずは市内道路の管理業務などを担う、広島市道路交通局に聞いた。





一般公募や愛称から名付けられる

――道路の“通り名”はどのように決まっている?

名前が決まる仕組みは自治体によって異なります。広島市の場合、道路新設や幹線道路の改築が多かったころ(昭和50年代ごろまで)は、一般公募で決めることがありました。今は既存の道路に定着した、愛称から自然発生的につくこともあります。


――名前の認定や管理はどこがしている?

基本的には地域の自治体(安佐北区の場合は区役所)になります。地域住民が要望を提出し、自治体の選定を受けて合意があれば認められます。要望には住民や商店街の同意も必要となります。

そこで安佐北区役所に聞いたところ、「噂通り」は実は正式な通りではなく、地元の有志たちが考えたものだという。標識は私有地に置かれているため問題はなく、区としても「地域おこしにつながれば」と応援しているとのことだった。

謎は深まるばかりだが、「噂通り」とはどんな場所なのか。またなぜ「噂通り」なのか。この通りを広めた、広島市地域活動支援事業団体「噂通りの会」会長・大戸由加さんに聞くと、意外な経緯がわかった。

     ===== 後略 =====
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