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債務不履行なら「経済壊滅」 米財務長官、議会で証言

【ワシントン=大越匡洋】イエレン米財務長官とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は28日、そろって上院で議会証言に臨んだ。イエレン氏は連邦政府の債務上限問題への対応が遅れると10月18日以降に資金が尽きると指摘。デフォルト(債務不履行)に陥れば「経済の壊滅的な事態」になると警告し、議会に早急な対応を訴えた。

米連邦政府は8月から新たな借金が認められず、手元資金をやり繰りしている。イエレン氏は「債務上限は1960年以来78回、引き上げられたり、一時停止されたりした。ほとんど超党派で実施した」として野党共和党に共同で責任を負うよう求めた。

さらに債務上限問題の対応の遅れはドルの基軸通貨の地位を損なうとし、「人民元を国際通貨にしようとしている中国にさらなる信頼性を与える」と語った。パウエル議長も債務上限問題の早急な解消を議会に要請した。

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2021年9月29日 2:01 (2021年9月29日 5:35更新)
日経新聞