https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210922/k10013271141000.html
 弥生時代の王の墓とされる福岡県糸島市の遺跡から出土したガラス製品の成分がモンゴルなどで見つかったものとほぼ共通していることが分かったと
奈良文化財研究所などのグループが発表しました。研究グループは、この製品がシルクロードを通って日本にもたらされた可能性が高いとみています。

ガラス製品は、中国の歴史書「魏志倭人伝」に記された伊都国の王の墓とされる2世紀ごろの「平原遺跡」から出土しました。
直径5ミリほどの青いガラスの輪を重ねたような形の20点を奈良文化財研究所などのグループが分析した結果、アンチモンやマンガンなどが含まれていることが分かったということです。
さらにシルクロード沿いのモンゴルやカザフスタンの遺跡で見つかった、同じような色や形のガラス製品と比較すると、含まれる成分がほぼ共通していることも明らかになったとしています。

奈良文化財研究所の田村朋美主任研究員は
「平原遺跡のガラスは、ローマ帝国の領域だった地中海の周辺からシルクロードのいわゆる『草原の道』を通って日本にもたらされた可能性が見えてきた」と話しています。

別ソース
伊都国「王墓」ガラス玉、「草原の道」から 中央アジア出土品と一致
https://news.yahoo.co.jp/articles/e25835e2c4c86143a0e01c606ecdd78b87a1ad11