自民党の甘利明幹事長は3日のフジテレビ番組で、自身が岸田文雄総裁の党役員・閣僚人事を主導したとの見方を「絶対にない。決めたのは岸田氏だ」と否定した。「『電話しておいて』と(紙を)渡され、私が電話した」と強調した。

 麻生太郎副総理兼財務相を副総裁で処遇する狙いについては「麻生氏は非常に強力なパワーの人だ」と指摘。「(交代すれば岸田氏は)遠慮なく(後任の)財務相を指導できる」と説明した。
 広報本部長に就任した河野太郎規制改革担当相に関しては「腐って仕事ができないか、広報本部長のポストを歴代で一番輝かせることができるか。(河野氏の)将来はそれにかかっている」と述べた。

時事通信 2021年10月03日11時40分
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