NHK 10月04日 07時13分

徳島市の中心部に設置が検討されているJRの新しい駅について、県が周辺施設の利用者などにアンケート調査したところ、およそ65%が「利用しない」と答えました。
県は「利便性の高い駅となるよう、検討を進めていく」としています。

徳島県は、徳島市役所そばの旧文化センター跡地に、県立ホールの建設を予定していて、入り口に直結する形でJR牟岐線の新駅の設置を検討しています。

この新しい駅について徳島県は、利用ニーズがどのくらいあるか尋ねるアンケート調査を7月から8月にかけて実施し、このほど結果が発表されました。

このうち、予定地周辺にある公共施設を利用する人などを対象にした調査では、回答した3600人余りのうち65.8%が、「利用しない」と答えたということです。

また新ホールを利用する人を対象にした、ウェブなどでの調査でも、回答したおよそ1150人のうち69.7%が、鉄道以外の「その他の交通手段」を利用すると答えたということです。

利用しない理由としては、「自宅から目的地までが近い」が1010件と最も多くなっています。

県都市計画課は「一定の利用意向はあると見込んでいる。県民に少しでも利便性の高い駅となるよう、検討を進めていく」としています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20211004/8020012401.html