若者の新型コロナウイルスワクチンの接種を加速させるため大阪府は5日、2回の接種を終えた府内の20、30代に抽選で、民間から寄付された総額1500万円分超の景品を贈る取り組みを始めた。

抽選への応募は、11月30日までに接種を終え、接種を啓発する府の公式ツイッターの投稿をリツイートすることなどが要件で、1000人超に当たる見通し。

ワクチン2回接種したのに感染 でも感じた効果

 府によると、3日現在、12歳以上の府民の57・6%が2回の接種を終えた。12〜39歳は30・6%にとどまり、若者の接種を進めることが課題になっている。

 贈られる景品は、高級旅館のペアチケットやホームセンターの商品券1万円分、下着メーカーのクーポン券1万円分などで、府の取り組みに賛同した企業17社から総額1500万円分以上が集まった。

 吉村洋文知事は記者団に「ワクチン接種は本人の重症化を防ぐだけでなく、高齢者など他者を守る効果もある。若者世代の接種を広げたい」と話した。

 景品の詳細は府のホームページで紹介している。

2021年10月5日 18時47分 毎日新聞
https://news.livedoor.com/lite/article_detail/20978963/