日本企業280万社の10年間(19年まで)の動向を見ると、利益は2・4倍、配当は3倍、
内部留保は1・3倍なのに、従業員の給与はわずか2%増。「内部留保があるなら配当しろ」
と書いた新聞がありましたが、これを従業員に回せば、給与は1・5〜2倍になる。

自動車業界で見れば、トヨタなど9社の平均給与は784万円。平均配当は一株当たり91円。
これを76円へと、分配のバランスをとるだけで、年収は1400万円になります。家計に
ゆとりが出て、豊かになった中間層があらゆる消費を拡大してくれ、GDP600兆円の
突破口を開くでしょう。