https://news.yahoo.co.jp/articles/6d912fa5df154e8a320b81aa45102957a6563751

東京・池袋で2019年4月、暴走した乗用車にはねられた母子ら11人が死傷した事故で自動車運転処罰法違反
(過失致死傷)に問われ、禁錮5年の実刑が確定した旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長(90)が12日、
支援者を通じて「暴走はブレーキとアクセルを間違えた結果だった。過失を反省するために刑に服してまいりたい」
とのコメントを発表した。飯塚元院長は同日、東京・霞が関の検察庁に出頭した。今後、刑務所に収容される見通し。

飯塚元院長は出頭前に「収監にあたって」とのタイトルの文書を支援者に託した。文書は「刑事裁判では、
事故当時の私には踏み間違いの記憶がなかったため、被害者とそのご親族に心苦しくも無罪を主張させていただいた。
提出された証拠及び判決文を読み、暴走は私の勘違いによる過失と理解した。事故で多くの方々にご迷惑を
おかけしたことをおわびします」などと記載されている。

確定した東京地裁判決(9月2日)によると、飯塚元院長は19年4月19日昼、アクセルをブレーキと踏み間違えて
乗用車を暴走させ、横断歩道を青信号で渡っていた松永真菜さん(当時31歳)と長女莉子ちゃん(同3歳)をはねて死亡させ、
通行人ら9人に重軽傷を負わせた。