2021年10月11日

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 いわゆる「いわく付き」の物件というものは、通常よりも安く購入したり借りることができる。それを知った上で気にしないのであればお得だろう。

 アメリカのカップルは最近家を購入した。それが大幅値引きにより安く買えたため、なんでだろうと疑問に思っていたのだがその謎が最近判明した。

 その家は、映画『エクソシスト』の元ネタとなった少年が悪魔祓いを受けていたものであることがわかったのだ。





マイホームをお買い得価格で購入した夫婦

 ダニエル・ウィットさんとベン・ロッキー・ハリスさん夫妻は、家を買おうと昨年から様々な物件を見て歩いた。

 アメリカのメリーランド州プリンス・ジョージ郡コテージ・シティにある3ベッドルームの立派な家を気に入った夫妻に対し、不動産屋は通常なら50万ドル(約5600万円)のところ、37万7000ドル(約4200万円)にしてくれるという。

 これはお買い得と、夫妻は今年8月にその家を購入した。

 夫婦はとても得した気分になったが、なぜこんなに値引きしてくれるのか、その時はまったくわからなかった。





悪魔に憑依された少年が悪魔祓いを受けていた家だった

 しかし、その直後この家にまつわる不吉な話をインターネットで知ることとなる。

 米メディアが伝えたところによると、1949年にこの家で14歳少年が悪魔に憑依されていたという。

 同年8月20日、カトリック司祭が、悪魔祓いの儀式を行ったが、その時少年は学んだことのないラテン語のフレーズを叫び、家具が床の周りを滑っているのが目撃された。

 それは、まさに映画『エクソシスト』のようだが、実はその出来事こそが、この映画の元ネタだったのだ。

 最終的に、悪魔に憑依されたとされる少年は、その後20〜30回にわたる悪魔祓いの儀式の後、ついに司祭によって悪魔が追い払われたそうだ。

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この少年の話にインスパイアされ映画「エクソシスト」が作られた

 この家で起こった出来事の噂は、ジョージタウン大学に在籍していたウィリアム・ピーター・ブラッティの耳にも届いた。

 興味を抱いたブラッティは、イエズス会の司祭に話を聞き、その後この出来事に基づいた小説「エクソシスト」を1971年に出版。これがベストセラーとなり、その2年後の1973年に、大ヒットとなったホラー映画『エクソシスト』が公開された。

 ちなみに、ウィリアム・フリードキン監督は、映画に関するドキュメンタリーを撮影した2018年に、この家を訪れたことがあるという。

 しかし、家を購入した当時、夫妻はエクソシストのネタとなった物件であることなど全く知らなかった。

 最初は驚いたものの、夫婦は気にしないタイプのようで、特に恐怖を感じていないという。

https://karapaia.com/archives/52306534.html

恐ろしい歴史があった家であっても、私たちは怖くありません。悪魔は場所ではなく人に執着するものだと思っていますから。

今年は、ハロウィンコスチュームをカトリック司祭のものにして、スピーカーでエクソシストのサウンドトラックを玄関ポーチで流して、トリックオアトリートをしに来た子供たちを怖がらせるつもりです(笑)