>>719
RNAは役割を終えると消滅するように細胞内にはRNA分解酵素があっていつまでもRNAが存在し続けることはないんだよ。
今使われているmRNAワクチンは単純なRNAなので一回役割を終えるとそれでRNA分解酵素で分解される。
次世代のmRNAワクチンはRNA増殖酵素をの情報をくっつけていて一種の鋳型を細胞内で作りその鋳型でRNAが増殖する。
そこまではじつはRNAウイルスも同じことをする。しかしそれだけではRNA分解酵素で分解されてしまうので、RNAウイルスは鋳型でできたRNAの端に別の機構で作ったアデノシンをくっつけることによりウイルス分解酵素による分解を防いでいる。
つまりこの最後のアデノシン付加を行わなければ鋳型でできたRNAは分解される。新たなワクチンはこの最後のアデノシン付加を行わないので無限にRNAが増殖することはない。
新ワクチンが細胞内でRNAを増殖させようとするのは少量のワクチンで十分な効果を得られるようにするため。また現行のmRNAワクチンはスパイク全体を作るが、新mRNAワクチンはスパイクの一部、受容体にくっつく部分のみを作るRNAの部分のみの情報しか持っていないので、副反応をすく失くすることも期待できる。