東京・調布市の住宅街に小型機が墜落し8人が死傷した事故で、警視庁は業務上過失致死傷の疑いで小型機の整備・管理会社の日本エアロテックなどを家宅捜索した。同庁は整備マニュアルやパソコンを押収し、事故機の使用状況などを調べる方針。この事故では機長の他、36歳の男性が死亡、墜落した住宅にいた34歳の女性も死亡したとみられている。また国土交通省によると小型機は目的地まで約1時間の運航だったが5時間分の燃料を搭載していたことが判明。離陸時の最大重量は1955キロが上限とされるなか、事故機は燃料と搭乗者を合算して約1800kgと見られている。専門家などによると暑さによるエンジン出力低下に加え、上限ギリギリの重量で離陸に必要なスピードが不足する恐れがあるという。