10月14日 17時57分

今月10日に告示された佐賀市の市長選挙と市議会議員選挙で、投票所に行くのが大変だという山間部の人のために、14日から大型バスの車内に投票箱などを設置した移動型の期日前投票所の巡回が始まりました。

14日朝は9時前に佐賀市富士町の公民館に大型バスが到着しました。

市の担当者は投票用紙を交付する機械などを車内から運び出し、公民館にある野菜の集荷場に設営すると共に、投票箱などを車内に設置して、10分ほどで準備を終えました。

投票開始時刻の9時半になると有権者が訪れて、新型コロナウイルスの感染予防のため手や指の消毒をしたあと、投票用紙を受け取って車内の記載台で記入して投票箱に入れていました。

今回の選挙で、移動型の期日前投票所は14日と15日、山間部を中心に4か所で開設されます。

また、今月19日に公示され、31日に投開票が行われる衆議院選挙でも同様の取り組みが行われることになっています。

90代の母親と一緒に投票に来たという女性は「お年寄りが一緒だと投票所に行くのが大変なので、近くで投票できるのは本当に助かります」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20211014/5080010168.html