新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除されて16日で半月。今年春と夏の宣言解除後は2週間程度で増加に転じたが、
今回は減少傾向が続いている。同日時点の新規感染者(直近1週間の平均)は、宣言最終日の約4分の1になっている。

冬の第3波に伴う2度目の宣言では、解除後も10日程度は解除時の感染者数を維持していたが、約2週間で上昇に転じた。
この流れで、今春に第4波が発生。3度目の宣言でピークが収まり、57日間で解除した。

その後も1週間あまり下がり続けたが、2週間を機に上昇し、一気に増加、第5波につながった。

一方、今月1日に宣言が解除された第5波では、東京や大阪などでも急減が続く。
13日にあった厚生労働省の専門家組織「アドバイザリーボード」は、減少要因として、
市民や事業者の感染対策や、ワクチン接種率の向上などを挙げる。

ただ、全国的に夜間の滞留人口は増加しており「減少速度の鈍化や下げ止まりが懸念される」と指摘。
「状況が改善している状態を少しでも長く維持し、もう一段感染者数を落とすことが重要」と訴えている。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202110/0014767202.shtml

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