大東建託は、首都圏(東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県)在住の成人を対象にした居住満足度調査を実施した。「住み続けたい街(自治体)ランキング」のトップ3を神奈川県が独占する結果に。1位は「葉山町」、2位は「逗子市」、3位は「鎌倉市」となった。

1位の「葉山町」は三浦半島西部に位置する街。北は逗子市、東部、南部は横須賀市に接し、西は相模湾に面している。人口は約3万3000人。東京から50キロ圏内に位置しているため、住宅と観光の街として発展しているという。

 2位の「逗子市」は、神奈川県の三浦半島の付け根に位置し、横浜市・鎌倉市・葉山町・横須賀市に接している。人口は約6万人のコンパクトな街。横浜まで30分、東京・渋谷までも60分というアクセスの良さが特徴。

 3位の「鎌倉市」は歴史的遺産や海、山などの豊かな自然環境に恵まれた街。年間の観光客数は約1902万人で、観光地としても人気が高い。同社が調査した「街に誇りがあるランキング」では1位、「街に愛着があるランキング」では2位を獲得している。

 「住み続けたい街(駅)ランキング」でも神奈川県がトップ3を獲得した。1位は「元町・中華街駅」(みなとみらい線)。2位は「鵠沼海岸駅」(小田急江ノ島線)、3位は「本鵠沼駅」(小田急江ノ島線)と続いた。

街の幸福度(自治体)ランキング
 「街の幸福度ランキング」の1位は埼玉県「鳩山町」。埼玉県の中央部に位置している。奈良時代に窯業の一大産地として栄えるなど歴史のある街。2位は神奈川県の「横浜市都筑区」。人口は約21万人。大型の商業施設なども多いことから、子育て世代を中心とした人口構成となっている。また、休日には区外から足を運ぶ人も多くにぎわいのある街。

 3位は東京都「中央区」がランクイン。日本有数のショッピングエリアである銀座や食文化の拠点である築地、昔ながらの商店街が残る人形町など、さまざまな街が混ざり合う場所となっている。大型商業施設などの新スポットも多く、最新情報の集積地としての役割を担う街だ。

 「街の幸福度(駅)ランキング」の1位は、神奈川県「みなとみらい駅」(みなとみらい線)。2位は東京都「有明A」(有明・国際展示場・東京ビッグサイト・有明テニスの森を含んだエリア。りんかい線)、3位は同率で東京都「東大前」(東京メトロ南北線)と「表参道」(東京メトロ銀座線)となった。

 調査の「住み続けたい街ランキング」は2020〜21年における累計12万7584人の回答を、「街の幸福度ランキング」は19〜21年における累計16万5302人の回答を集計した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/75a29df72cca5385f348c0361f2f87bfe838c67d