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エクアドルで治安非常事態宣言 殺人・麻薬取引が横行

 【サンパウロ時事】南米エクアドルのラソ大統領は18日、麻薬絡みの暴力犯罪の多発により治安が著しく悪化しているとして、全土に60日間の非常事態を宣言した。特に治安が悪い地域では軍が麻薬や違法銃の摘発に動員され、24時間体制で街中のパトロールが行われる。

政府によると、殺人発生率は昨年は人口10万人当たり7.84人だったが、今年は今月17日時点で10.62人に悪化。麻薬の摘発量も昨年の128トンから147トンに増えた。ラソ氏は「治安なくして発展なし。エクアドルの街中に敵は一つしかない。麻薬密売だ」と訴えた。

2021年10月20日09時11分
時事通信