森さやかNHK WORLD 気象アンカー、気象予報士

10/20(水) 18:30

春爛漫の南半球オーストラリアですが、先月からちょっと忙しい天気が続いています。9月には珍しい巨大竜巻が次々に発生、今月14日(木)にはシドニーに雹の嵐が襲いました。そして19日(火)には、オーストラリアの観測開始以降もっとも大きなひょうが空から降ってきました。
巨大なひょうが降ってきたのは、オーストラリア東部クイーンズランド州のヤルボローという町です。19日(火)午後、直径16センチの氷の塊が空から降ってきました。16センチといえば、壱万円札の横幅がちょうどその長さです。
下の写真は、その実際の雹です。球ならまだしも突起が付いています。当たったら刺さってしまいそうです。
これまでの国内記録は、1999年にニューサウスウェールズ州に降った、直径14センチのひょうのようですが、早速オーストラリア気象局は、今回の16センチのひょうを公式に国内最大と認定しました。




ひょうの落下速度

ひょうの落下速度はどのくらいでしょうか。
2.5センチ大だと時速40キロ、10センチだと115キロ、それ以上だと160キロを超えることもあるようです。まるで高速道路をスピード違反して駆け抜ける車並みの速度で、重たい氷が地面めがけて降ってきたのです。





原因まだ居座る
     ===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://news.yahoo.co.jp/byline/morisayaka/20211020-00264052